講習中に勉強できる科目は5教科すべてです。冬期講習という短い期間になりますと、あれもこれもやるということは不可能です。英語・数学・国語・理科・社会の中から1~2つを選び、さらにその中でどの単元(単元も2~3つに限定)に力を入れて行くかという勉強方法で進めて行くのが効果的です。
この期間にどのような内容の勉強をしていくのかを簡単ではございますが英語・数学(算数)を中心にご紹介いたします。ご自身の到達度に応じた学習内容を決めて、冬休みを有意義な時間にして行きましょう。
◆be動詞と一般動詞(重要)
まずはこの2項目の違いが理解でき、使いこなすことができなければ、進行形、助動詞、過去形、疑問詞には進めません。be動詞の単数形と複数形、一般動詞の3単現Sの有無、この使い分けを徹底的に理解、練習します。1日も早く文法を固め、英語を得意科目にする足掛かりを作って行きましょう!.
◆代名詞全般(重要)
体系的に学ぶことにより、人称代名詞・指示代名詞を完全マスターします。教科書に則した学校の勉強ですと、代名詞の理解が不十分なままで中学3年生になっている生徒さんがとても多くいらっしゃいます。受験勉強をしなければならない時期に困ることのないよう、今からしっかりと準備して行きましょう!.
◆疑問詞
文法が固まり切れていない状態で中学1年~中学2年2学期までにいろいろな疑問詞を勉強しました。what、who、whose、when、where、which、how…。正直なところ、何がどうなんだかさっぱり…という生徒さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?ただ、この先もたくさん出てきますし、使いこなせるようにならないと、中学3年生になったときに太刀打ちできなくなる恐れがあります。今から1つずつでも良いでしょう、まずは接続詞としての使い方はさて置き、あくまでも疑問詞としてしっかりと使いこなせるように一緒にレベルアップして行きましょう。
◆過去形、助動詞、進行形など
1年生の最後に矢継ぎ早に習った難しい項目です。2年2学期末テストまでの試験範囲にもたくさん登場しました。中学3年生になればさらに難しい単元が矢継ぎ早に登場します。わからなくなる前に基本形をしっかり理解し、マスターしておくことが大変重要です。難易度が高くなっても揺らぐことのない文法力を身に付けて行きましょう。
◆文字と式
2年生1学期末テストの範囲だった単項式と多項式を中心に学習します。特に、分配法則・結合法則、マイナスの扱い、分数と文字の複合問題(特にひき算とわり算)を中心にできるようになるまで反復練習を行います。
◆方程式
2年1学期末テストの範囲だった連立方程式を中心に学習します。生徒さんの到達度によりましては、一次方程式の解き方から復習する場合もございます。読解問題まで完全に対応できるようになるかは、個々の状況を踏まえ、ご対応させていただきます。
◆比例反比例、一次関数
小学生で勉強した比例反比例から一次関数の完全マスターを目指します。反比例を意外にも苦手とする生徒さんが少なくありません。特に、分数と方程式を解く作業が混ざったような計算、文章題はできるようになるまで時間がかかる生徒さんもいらっしゃいます。また、2年2学期に勉強した最重要項目の一次関数もしっかりと復習してまいります。
◆平面図形・角
2学期に習った(まだ授業で継続中も含む)角(対頂角・同位角・錯角・内角の和)、合同、三角形と四角形、平行四辺形、ひし形などの平面図形の各項目は、入試に向けてとても重要な内容のオンパレードです。どの項目も苦手にしてはいけません。さらに、どの組み合わせの複合問題でもしっかりと対応できるレベルが入試では求められます。どのような組み合わせ問題にもしっかりと対応できるようになるまでのレベルを目標にします。.
◆空間図形
体積、表面積、底面積のみ、側面積のみなど、問題文の指示によって求めるものが違いがあります一見すると当たり前のことなのですが、生徒さんはこの場合分けが中々できません。公式が使いこなせるレベルまでではなく、問題文が要求する解答をしっかりと導き出せるようになるまでのレベルを目標にします。.
◆be動詞
am,are,is の使い分けを勉強します。主語による使い分けがしっかりとできるようにし、否定文・疑問文・疑問文に対する答え方までマスターします。『主語=補語』の文を作れるようになることを目標にします。.
◆一般動詞
まずは中学1年生の1学期末試験までの内容をしっかり勉強します。基本的な一般動詞、その否定文・疑問文・疑問文に対する答え方までの完全マスターを目指します。さらに余裕のある生徒さんは『3単現のS』までを勉強します。.
◆代名詞
人の代名詞と物の代名詞の違いと使い方を勉強します。表が書けるようになるだけではなく、実際に使いこなせるレベルを目標にします。早い段階でクリアし、学校の勉強を優位に進められるようになりましょう!.
◆正負の数
まずは、この単元にじっくり取り組んでいただきます。マイナスの概念の理解に尽きると思います。マイナスの計算ができるようになることを最大の目標とします。
◆文字と式、一次方程式
小学校で学んだ文字と式よりはるかに難しくなった文字と式。この段階で時間をかけて整理することは非常に意義があります。しっかりと理解し、一次方程式へと進みます。
―― ここからは小学6年生と共通 ――
◆分数・小数・ゼロの多い数の計算
中学生で数学を苦手にする生徒さんが、小学生時代に積み残している最重要項目です。裏を返せば、この分野をしっかり固めてから数学をやれば、それ程後れを取ることはないと言えます。後悔先に立たずですので、今のうちにしっかり身に付けて行きましょう。
◆割合・速さ・比
一つ上に記載があるものの次に重要な単元です。どれ程大切かは講座の紹介文で書かせていただきましたので割愛します。小学校の通り一辺倒な学習よりも深い内容(下記参照)の習得を目指します。
*割合…割引・割増価格の計算、人数計算、食塩水
*速さ…単位変換
*比…内項外項の積、文章題